「神は靈なれば、拜する者も靈と眞とをもて拜すべきなり」(ヨハネ4:24) 元来、「霊」である「神」が「神」として信仰の対象となるのは、本来、非対象(…というか「対象ー非対象」、「人格ー非人格」の分別を超えたもの)である「神」が、言わば自己限定・…
なぞなぞ:あればあるで困るし、なきゃないで困るもの、な~んだ? 私の場合、自分(自我)を捨てるということ、自我の磔殺(たくさつ)ということは、下の引用文のように主イエスの命令だから、その命令に従わないと救われないから…といった律法主義的なこ…
< そもそも、精神療法・心理療法とは、治療者と「対話」「交流」を通じ、「自己」を「深く知る」ことにほかなりません。その際、治療者の「姿勢」「人柄」さらに「人間性」が問われると言っても過言ではないでしょう。世界には数百の精神療法・心理療法があ…
「かくして、私の愛する者たちよ、あなたがたがいつも従順であったように、私が〔あなたがたのところに〕いる時のみでなく、むしろいない今は、よりいっそう〔従順になり〕、恐れとおののきとをもって、己自身の救いを獲得しなさい。というのも、〔自らの〕…
自分は日本のキリスト教指導者の中でも思弁の巧みさという点では北森嘉蔵氏と並んで矢内原忠雄氏の著述にも関心を持ってきました。従って批判対象としての価値もその分高いと思います。ここでは矢内原氏の『キリスト教入門』を批判することを通して(否定的…
認知療法では、対人関係などでトラウマになるようないやな体験をした時に自分の中に生じる「自動思考」を省察し、これを柔軟な考え方に変えることによってストレスの衝撃を軽減しようとします。「自動思考」に影響を与えるいるものが「スキーマ」であり(sch…
< 八木誠一によると、「神の支配」のもとでは、人間の行為は定められた律法によって決定されるのではなく、「神の支配」によって決定されるのであり、人間の側の意図的な判断を超えていることになるという。「敵を愛しなさい」というイエスの教えは、実際に…
">私にとって聖書的神観は、以下の量義治氏の説をもって最適とする。 ">「神は人間の外に存在する絶対的実在なのである。しかも自我としての人間に対して立つ絶対的他者である。言い換えれば、自我を超越するものとして、けっして自我の内に吸収され解消され…
">そもそもキリスト教の中心的教義である「イエス・キリストによる罪の贖い」の意味は、神(御父=エホバ)の聖性を実感する信仰の恵みを与えられていてこそ理解できる。すなわちキリスト信仰に先立って神信仰が成立していなければキリスト教は成り立たない…
『死ぬ瞬間』の著者として有名である精神科医の故・エリザベス・キューブラー・ロス博士は、死へのプロセスを、(1)否認、(2)怒り、(3)取引、(4)抑うつ、(5)受容の5段階として示しました。(3)の取引というのは人格神観の信仰を前提として…